2012年5月21日 (月)

日食

日食専用メガネ、そろそろ買わなきゃ。

そう思ったのは、きのうのこと。数日前から、近所のスーパーマーケットの本屋さんに山積みされていたメガネ。もうちっと日にちがせまったら買えばいいやと思っていたら・・・。

見事に、完売でした。

・・・。

でも!

当日朝に15分早く家を出て、乗り換え駅である上野駅のちょっとした広場で金環日食を楽しもうという自分なりの計画は、ちゃんと実行したのでした(・・・メガネがないのにね)。

ちょうどリングになるそのころ、広場は想像以上に大勢の人たちで埋め尽くされていました。みなさま、見事に同じ角度で同じ方向を向き、目にメガネをあてている。その光景がとても不思議で面白く、しばらくそれに見入っていまいました。

スキあらば、どなたかに声をかけてメガネを貸していただけないかと思っていたのですが、どの方もビクともせず真剣に眺めていらっしゃったし、苦労して手に入れたのであろうメガネを拝借するのも申し訳なく、声をかける勇気も出ず・・・人々の様子だけを思う存分眺めたあと、リングを見るのはあきらめ会社に向かうことにしました。

会社に着いて、数日前からしっかりメガネを準備していた人に会うなり「見えました?」と尋ねてみる。さすが! リングがきれいに見えたといいます。
「もうリングじゃないけど、部分的に欠けているのはまだ見えると思うよ」と、メガネを持って私と一緒に外に出てくれましたが、あいにく曇っていて見ることができませんでした。

残念。

でもね、

数分後。

「いま、見えるよ! 見てきなよ」

私が電話応対に追われている間に、その人はもう一度外へ行って見えるかどうかを確かめてきてくれたのでした。

わぁ、さすが。自分と家族のためにしっかりメガネも準備していた、一家のパパである彼(うちの職場では、彼以外の人でメガネを持ってる人はほとんどいなかったので、みんな、彼だけを頼りにしていたのでした)。まだ日食を見ていない私を気遣って、「見せてやりたい」と思ってくれて、メガネを私に手渡してくれたのです。やさしい~!

太陽の左下の部分が欠けている様子が、メガネを通してくっきり見えました。めちゃくちゃ嬉しい~。感動。ありがとう~!

準備に失敗したけれど、とってもうれしい朝でした。

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2012年5月20日 (日)

パセリとひなぎく

最近のベランダ。

Paseri
イタリアンパセリの勢いが止まらない。

見ると、あちこちにつぼみもついている。
イタリアンパセリは花を咲かせると葉が固くなってしまうそうなので、つぼみであるいまのうちに摘み取っておいた。咲かせて種をとるのもいいけれど、もう少し、葉っぱを楽しんでみたい。

「・・・だからさぁ、こんなに葉を増やして頑張ってんだから、じゃんじゃん食べてよ!」

そんなパセリくんの声が聞こえてきたので、今日は思いきり収穫。

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パセリメイン(一応ね、)の料理ってことで、ペペロンチーノ春キャベツ入り。

携帯カメラでは捉えきれなかったみたいだけど、みじん切りパセリくんが入っています。たっぷりのつもりだったけど、もっともっとたっぷりでもよかったなぁ。

Hinagiku2
今日のひなぎく。

ぽこぽこぽこぽこ、次々に仲間を増やしていきます。

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2012年5月13日 (日)

母の日に思うこと

もう何年も前のことだけど、母がある一枚の写真を見せてくれたことがある。

小学1年生(だったかな)の母が映っているクラスの集合写真。

30人くらいいるうち、母は最前列、担任の先生の隣に腰かけていた。

「ほら、お母さんね、貧乏だからひとりだけ、靴下はいていないでしょう」

ほんとうだ。母だけ、はだしだった。

母の家はほかの子と比べてもずっと貧しかったそうだ。たとえ家庭訪問があるといっても、母の両親(祖父母)は仕事に出なければならず、実現できないこともあった。あまりにも貧乏であることが、学校の先生の母に対する態度までをも変えてしまったこともあったそうである。家族4人は、たったひとつのとても狭い部屋で暮らしていた。

それでも、写真のなかの母は、ほかのだれよりもいい笑顔をしていた。思いきり歯を見せてにっこりわらっていた。集合写真だからなのか、先生をはじめ子どもたちの表情は固く、母みたいにわらっている人なんてほかにはいない。

母はただ、そういうことをわきまえず無邪気すぎただけなのかもしれないけれど、その笑顔は何かの賞をあげたいくらい素敵だった。いまでもその笑顔は私の頭のなかにしっかりと焼きついている。

生活は貧しくとも、きっと、いつでも精一杯の笑顔でいようとしていたのだろうな。何があっても元気に笑っていれば平気だよ! 写真のなかの母から、そんな声が聞こえてきそうだ。

*

そんな母は、私が小学校に入学したあと、外に出て働くようになった。私は鍵っ子(←なつかしい、この響き)だった。それ以来ずっと、働きつづけている。

私が何不自由なく暮らすことができ、学校にも行くことができたのは、母が(もちろん父も)働いていてくれたおかげだ。大好きなピアノも習わせてくれた。習い始めた当初はオルガンで練習していたけど、途中でピアノも買ってくれた。

いまの私の年齢のとき母はすでに私(たぶん4歳かな)と姉を育てていたのだ。

それを考えるとますます感謝の気持ちがあふれてくる。

いまの私は、自分で稼いだお金を子どものために使うわけではない(子ども、いません)。自分で稼いだお金を、自分のために使っている。自分につぎこんでいる。ほんとうに、やりたいように生活させてもらっているのだ・・・。

お金のことだけじゃないけれど、33年間、母からもらいつづけているものを、生きているかぎり少しでも多く返したい。母も私も、生きている時間、一緒にいられる時間はかぎられている。いまこうやって自由にやらせてもらっている時間を、もっと大切に過ごさねばと今日あらためて思う。

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2012年5月12日 (土)

ひなぎく

一週間前にうちのベランダにやってきたひなぎく。

Hinagiku
今週は暴風が心配だったので家のなかで過ごすことが多かったけど、いつの間にか葉っぱが増え、つぼみがたくさんついていました。

ひさしぶりに外に出て嬉しそうです。

でも暑さには弱いみたい。真夏になる前に精一杯、咲いてくださいね!

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2012年5月 9日 (水)

茶封筒から出てきたものは

遠く離れたところに住む姉から届いた茶封筒。

開けてみると・・・、

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おや。使い捨てコンタクトレンズの贈り物??

たしかにわたしは、使い捨てコンタクト使ってるけど・・・、

いや、何か様子が違うなぁ。

ごそごそ・・・

っと・・・?

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うわっ!

これはなんと!

これまで見たことのないような巨大なコンタクトレンズ(←そんなわけないっしょ)。

何かの物体がラップにきっちりとくるまれている。
まるでそこが正しい住処みたいに、箱にぴったりおさまっていた
コンタクトレンズのふりをしていたその正体とは、

なんとまあ!

おやまあ!

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どんぐり! どんぐり! どんぐり!

どんぐりクッキーだったのでした!

  ~~どんぐりのわたし、仲間に出会って大興奮(笑)~~

なんてかわいい。食べるのがもったいないなぁ。

(と思いつつ、やっぱり食べちゃうのだ。共食いだけど、やっぱり食べちゃうのだ)

さくさくしてて、でもどっしりしてて、1枚でけっこう食べごたえがある。
素朴でやさしい、この味いいなぁ、好きだなぁ。
最後に何かがふわりと香る、これ、何だろ。

もしかしてどんぐりの香り~?(でもいまはどんぐりの旬じゃないっか)

姉に聞いてみました。

このクッキーには、黒糖、ラム酒、アーモンドプードル(アーモンドの粉末)が入っているのだそう。そうか、いろんなものが仲良くなってこんな素敵な味になったのね。

姉の手から生まれたどんぐりちゃんに、まさかこんなかたちで会えるなんて!

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2012年5月 6日 (日)

春をあじわう グリーンピースとあさり

さやのなかに仲良くならんでいたおまめさんたちをとりだし・・・

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グリーンピースごはんを炊きました。

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でもこの子たちはいつも、いつまでもさやのなかなのですよ~。
仲良しこよしでとっても楽しそう♪

お気に入りのおまめの箸置きです。

(箸置きとしてではなく、ほとんど飾りものになってるのですがね。玄関に飾ってあるので、毎日この子たちに「いってきます」を言って会社に行きます・・・アハハ。でもちゃんと、この子たちはいつもこうやって、にこにこの顔でわたしを送り出してくれるのです)

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もうひとつ、春なのであさりのみそ汁。小学生くらいのころは苦手だったけれど、いまは好きだなぁ。

あさりの砂出しをしていると、水の中でぶしゅーぷくぷく~カタッ・・・なんて音が聞こえてくる。それがなんだかうれしくって。当たり前だけど、うわ、こいつ生きてる! って思う。
家のなかにほかに生き物がいないので(ときどき現れるクモやその他虫類、草花をのぞく)、こうやって生きている存在を感じられるのがとてもうれしく思えるのだな、きっとね。

なんて、あさりに愛を示しながらも、結局は容赦なく食べちゃうんですがね。

春なので、って言ったけど、初夏っていうべきかな。

大好きなハナミズキが咲いている季節。緑がきれいな季節。さわやかな風が心地よい季節。楽しみたいです。

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2012年5月 4日 (金)

雨の日のお買いもの

医薬翻訳の勉強に使えそうな本を買い求めるために、医学関係の古書を専門に扱う古書店に行ってみることにした。

まずは、文京区の東京大学付近にあるお店をめざす。

事前にリサーチしておいたから、お目当ての店は3つともすぐに見つかった。でもね、残念ながらどの店もシャッターが下りていたのですよ。そりゃね、ゴールデンウィークだからそんなこともあるだろうと思わなかったわけじゃないけど(でも、ホームページに祝日休みなんて書いてなかったもの)、まあね、問い合わせなどしなかった私がわるいのね。ちょっとがっかりしたけど、医学関係ではない古書店で掘り出し物(文庫1冊ですが)を見つけたからいいもん。

それにしても、赤門付近の通りはいいねえ。うんと背の高い木々がすでにもう大量の葉っぱをつけていてその緑がとても美しかった。古書店は道路はさんで東大とは反対側だったのだけど、ついその美しい木々たちに引き寄せられて、次に気づいたときに私は赤門をくぐっていました。

東京大学医学部の図書館を利用したくて、上野にある方のキャンパスには時々、侵入・・・ではなくて堂々と立ち入らせていただくことがあるのだけど、赤門をくぐるのは初めて。キャンパス内は幾年もの時を経て味わいを増すおもむきのある建物や、それまたうんと背の高い木々に囲まれ、何だかドラマの舞台にいるみたいな感じがしました。
いいなぁ、こんなキャンパスで毎日を過ごせたら。私も、大学は東京大学を選べばよかった・・・(←100回浪人したとしても絶対に合格できません)。

*

気を取りなおして、次に目指したのは神保町の神田古書店街。ここにあるお店なら絶対に営業してるはず。ゴールデンウィークだからこそ、きっと。

予想通り、お目当て2つとも、しっかり営業してくれていた。しかも大勢の客でにぎわっていた。欲しかった辞書も見つかった。最新の版のものを見つけ、やった! と思ったら、新品だった。ひとつ前の版なら、それよりも3,000円安い。でも辞書は絶対に最新のものじゃなくちゃ、と思って店員さんに購入の意思表示をしたら、ここの店ではいつもそうなのか、いまは特別なのかわからないけど、新品なのに10%引きにしてくれた。それでも、さっき買った文庫本の100倍プラス1000円くらいのお値段。

難しい本たちを、いかにも難しい顔をして眺めていたら、結構なぐあいにくたびれてきた。古本屋さんは、新品の書店で本を眺めるよりも余計に気合いが入るのかも。

ちょうど同じビルに児童書の古本屋さんも入っているのでそこにも立ち寄ると、「かえるフェア」なんてものをやっていた。かえるの小物の数々やポストカードが小さなスペースにぎっしり並べられ、とてもユニークだった。かえる好きの友人を連れてきてやりたかった! と、店員さんと話をしていたら、これ毎年やるのでぜひ、とおっしゃっていました。

*

かえるに(まちがえた!)かえりに電気屋さんでパソコンを買った。片方の手にパソコン、もう片方の手にはそのパソコンと同じくらいにずっしりと重い辞書。家の最寄り駅に着いたら雨が降り出し・・・ちょっと大変だったのでした。

明日は晴れますように。

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2012年5月 3日 (木)

花めぐりその3*藤の花*

つつじとぼたんに続いて、今度は藤の花。

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下の方はまだ咲ききってない部分もあったけれど、
上から長く垂れさがって咲く品のよい藤の花が、神社の景色によく似合っていました。

江戸時代から「亀戸の藤」といわれる藤の名所として人びとに愛されてきたこの場所は、江東区亀戸にある亀戸天神社。池にあふれる大量の亀たちも目が離せません。

そのあと、てくてく歩いてスカイツリー見物に行きました。

「スカイツリー、思ってたほど大きくないなぁ」
すでにその姿が見えているスカイツリーに向かって友人が言いました。

「いやいや、それはどうかな(今に見てなさい!)」
と、わたし。

ある角を曲がったところで急に巨大化した(と思わせるくらいの変化を見せた)スカイツリーに、友人が「何これ!!」と、叫びました。「ほらほら、だから言ったじゃない(←自分もついこの間はじめて見たくせにね)」

*

花を求めて一日よく歩きました。歩きながら、ものすごくよくしゃべり、よく笑いました。

高校時代同じクラスになったことがあった彼女とわたし。でも大の仲良しというわけではなく、仲良しグループのうちの一人という感じだった。
彼女がこれほどにもよくしゃべる人だということは、高校時代にはわからなかった。たぶん彼女の方も、わたしがこれほどよくしゃべり、おちゃらけた人だということは知らなかったと思う。

話をする相手によって、会話のテンポや雰囲気は変化する。それは、ふたりの持ち味によって自然に決まる。大勢でする会話ももちろん広がりがあって楽しいけれど、わたしはふたりで話をするのが一番好きだ。その相手としか作り出せない会話の世界に入り込むことができるから。

彼女と一緒にいると必ず、よくおしゃべりする自分が登場するから不思議。

とにかくお互いに負けないくらいにしゃべり、笑った。

さらに、よく笑ってよく歩いたぶん、お昼もたっぷり食べた。

わたしより背丈が6センチ少なく小柄なのに、彼女は実によく食べる。焼き肉やさんで、自分の定食をしっかり完食したうえで、わたしの白飯も半分食べてくれた(だって、普通の定食なのにごはん茶碗がどんぶりサイズだったんだもん)。
さすが、小さな体といえど、学生時代に、プール+長距離+自転車ロードレースをやりきるトライアスロンをやってただけあるなぁ。

心が一気に洗い流されたみたいな。とても楽しい休日になりました。

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2012年5月 2日 (水)

花めぐりその2*ぼたん*

つつじの次は、ぼたん。

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つぼみは、くりくりしててかわいいねえ。

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なんだかバラに似ているような・・・。

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「白牡丹の和歌、何かあったよねぇ」と友人に言われ、

あぁ、たしか中学か高校の教科書に出てきたよね、と必死で思い出そうとしてみる。

えぇと・・・二尺伸びたる・・・針やはらかに春雨のふる・・・?

いやちがう、これはバラだった(頭に浮かんだのは、「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」正岡子規)。

白牡丹の句は、こっちだね。

  白牡丹と いふといへども 紅ほのか  高浜虚子

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ふわふわ、淡いピンク。花嫁さんのドレスみたいだった。

幾重にもかさなるやわらかな花びらにうっとり。

幼いころ、おやゆびひめみたいにチューリップの中に入りたいと思ったことがあったけど、ぼたんもいいなぁ。こんなやわらかなベットの上で眠ることができたら、どんなに素敵なことでしょう。

ここは、上野東照宮のぼたん苑
つつじを見た根津神社から、のんびり歩き30分くらいでたどり着きました。

運よく琵琶の演奏会がひらかれている最中だったので、心安らぐその音色をバックミュージックに、ゆっくりとぼたん見物を楽しむことができました。

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2012年5月 1日 (火)

花めぐりその1*つつじ*

休日に友人と花めぐりをしました。

まずは、つつじ。

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小ぶりな花がかわいらしい。

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こんな、淡くてやわらかい雰囲気のものもあるんだ~。

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黄色!

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「ハイビスカスみたいねぇ」なんて声が、そばにいた見物客から聞こえてきました。

東京都文京区にある根津神社のつつじたちです。

見渡すかぎり、つつじ、つつじ! なのでした。その数、約50種3000株。

「つつじ」というと、濃いピンクか白をしているものが真っ先に思い浮かぶ(それ以外には思いつかない)。幼いころ、つつじの季節になると蜜をすうのが楽しみだった。住宅街にも、街なかにも、いつでもつつじはすぐそばにいてくれたのだ。

根津神社つつじ祭りで、これまで見たことのない色やかたちをしたつつじさんにたくさん出会うことができました。

初夏を思わせる陽射しをあびて、ますます元気よく咲いているように見えました。

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2012年4月28日 (土)

「病理」って?(日本病理学会 公開講座のお話を聞いて)

第101回 日本病理学会総会 市民公開講座へ行ってきた。現場でご活躍されている4名の先生方のお話とパネルディスカッション。とてもよかったです。

テーマは「我が国における最先端がん治療」。
診断・治療のキーワードは、「個別化」と「低侵襲」ということでした。

日本病理学会の公開講座であるので、「病理学」に関するお話が満載でした。

「病理」という言葉は、ふだんの生活では私にとってほとんどなじみがないものだ。「病気」や「病院」、「病状」や「病的な表情」などという言葉にはまったく違和感を感じないのに、「病理」ときた途端、理解しがたくとても難しいものに思える。

医薬の英文を日本語に訳すとき、「病理」という言葉を使うのがふさわしいと思われる文章がたびたび登場する。「病理学的に」「病理学的検査」・・・そのときは、文章のなかにある「病理」であるし、前後の文章の流れから意味をつかんだうえで「病理」という言葉を使っているのだけど、たとえば今日の講座の冒頭で司会者の方から「病理学ってなんでしょうか」と問いかけられたとき、その顔つきはぼんやりとしか浮かんでこず、情けないことに言葉できちんと定義することができなかった。

「病理学」とは、病気の成り立ちやふるまいを解明していこうとする学問。検体を調べ、治療に役立てようとするものである(と、教えてもらいました)。

昔、まだ病理診断がなかったころは、わるさをしているその存在が一体何であるのかわからないまま、「とにかく取り去る」ことが治療方法だったのだそうです。そうするしかなかったのだ。

それを考えると、病理学ってすごい! と思います。

細胞や組織を観察し、それがどういうものなのかを知る。良性なのか悪性なのか。大きさ、組織型、転移はあるのかどうか。
それをふまえて、次にどんな治療を実施するのかを決めるのだ。○○がんの○期(←進行度)の人にはこの治療を、というわけではなく、患者さんごとに実施できる治療は異なることになる。がん細胞はとても多彩で複雑で、場所や時期により性格も異なるものなのだそうです。

「病理医」(外科医、内科医、歯科医などの言葉はなじみがあるけど・・・)と呼ばれる方が、こんなふうにがんを観察し、詳細かつ個別的な病理診断を下しているのだ。私にとって病院の先生と言えばほとんど、診察のときに出会うただ一人の先生というイメージだ。風邪など軽い症状の病気であればそのイメージで足りるわけだけど、重い病気にかかったり、健康診断を受けたりするときなどに検体を使用するさまざまな検査をした場合、見えないところで病理医の方がご活躍されているのだ。

患者と直に対面する医師をはじめ、外科医、内科医、画像診断医そして病理医などが集まってその患者についてじっくり話し合い、その人の今後の治療を検討していくのだそうです。

(長くなっていますが)ここまでが、ひとつめのキーワード「個別化」についてです。

*

もうひとつのキーワードが、「低侵襲(患者への負担が少ない治療)」。

最先端の治療法には驚くばかりです。

以前は、大きくおなかを切る開腹手術を実施していた。いまでは腹腔鏡手術が進歩したことによって、大きな傷をつくらなくても手術ができるようになった。単孔式腹腔鏡下手術と言って、体にたったひとつの穴をあけるだけですんでしまうようにもなったそうです。それも、工夫してちょうどおへそに隠れるようにすれば、術後も、傷はまったく目立たない。

ほかにも、自然に体に空いている穴(胃や腸や膣)に細くて長い鉗子を挿入し、がんを切り取りひっぱりだす方法(体に傷をつけない手術)や、ロボット(内視鏡手術支援ロボット)による治療、さらに凍結治療(がんを凍らせる→痛みがなくなる→そのうちに手術をする)なんてものもあるそうです。

患者さんのおなかにはやさしい治療の数々。でも、医師にとっては厳しい治療なのだそうです(だって、これまでは直におなかを見て手術できていたのに、テレビ画面を見て、しかもひとつの穴から道具を通して自由がききにくいなか、がんを取り去らなくてはいけなくなったから)。

*

お話をしてくださった4名の先生はそれぞれ、乳腺外科、一般・消化器外科学、病理学分野、血液腫瘍科の方々。ユーモアを交えながら、私たちにわかりやすいように噛み砕いてお話をしてくださいました。医薬翻訳とつながる部分が多くあり、あの文章はこのことを言っていたのだと、イメージがぱぁーっと目の前に広がるようでした。実際に体験したわけではないからまだ弱いとはいえ、イメージがあるのとないのとではまるで違う。ふわふわ漂っていたものを、手でつかんだときのような。スナップ式のボタンを、パチン! といい音をたててはめたときのような感覚を、今日は何度も感じることができました。

とっても充実した2時間の講座の最後に、司会者(子宮がんを克服された女性)がこうおっしゃいました。

「ぜひ今日のお話を、病理医の先生ってどんなことをしているのかを、だれか3人に伝えてください。知ったことを、広めてください」

だから、忘れないうちに書きました。長くなってしまったけれど、だれか3人の人に読んでいただけるといいなと思います。

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2012年4月27日 (金)

春の連休

「連休だね。どんぐりさんはどう過ごすの?」

職場仲間が問いかけてきた。

えーっと・・・それほど特別なことはしないですねぇ。最初の3日間のほうは、ふるさとから友人が遊びに来るので一緒に東京めぐりなどする予定だけど、あとの4日間は、誘われもせずお誘いもせず、特に予定を入れていないのですよ。

きっと、旅行やお出かけなどをされるだろうなと(そういうイメージの)彼女に同じ質問を返すと、意外にもおうちでゆっくりされるのだという。やりたいことの一番は、掃除なのだと。そう、私もそう思う!

小さなお子さま2人のパパである男性にも同じことを尋ねると、どこへ行くかは決めてないけどきっとどこかへ出かけるのだというお返事。そうだよね、ファミリーのゴールデンウィークと言えば、お出かけ! 小学生時代のことを思い出して(大渋滞で遊園地にたどりつけなかったこともあった・・・)懐かしくなりました。

連休中、やろうと考えていることは山ほどある。

あしたからの3日間は、その友人との散歩や行きたいセミナーがあるのでそれに参加するなど、お出かけ中心で過ごすのだろうな。

あとの4日間でやりたいこととは・・・。
かねてからやろうやろうと思っていたことが積もり積もってしまって、それを一気に消化したいということなのですがね。

やりたいことその1、洗濯

年末にやろうとしたカーテンの洗濯。カーテンを洗った日は、乾かすためにずっと窓をあけておかなければならない、ということに気づいて先延ばしにしていたのだ。

それから、冬物の衣類。コートなどの大物のおうちクリーニング。専用の洗剤を入れて洗濯機を回してしまうだけのことなのに、なかなか気が進まなかった。

その2、整理整頓

春・夏もの衣類よりも、実はまだ分厚い衣類の方が取り出しやすい位置にあるのだ。すばやく、衣替えをしなくちゃな。

その3、パソコンを見に行く

いままさに使用しているパソコンの具合が、ここのところずっとよくない。うまく起動せず、一度ボタンで電源を切り、再び電源を入れ、問題を調査し、復元し、ようやく起動・・・ということが増えてきた。いよいよ本格的に電源が入らなくなるのではと思いまして。

そのほかには、

本を読みたい(本棚でずっと私に読まれることを待っている本がたくさん。うちの母が、自分が読み終わった本を私に送ってくれるのですが、それもたくさん)。翻訳の勉強をしたい(いつものことだけど、いつも課題をすることで精一杯になりがちなので、それ以上のことを)。勉強関係の整理整頓(これができていないから、日々、目の前のことに追われて終わっちゃうんだ、きっと)。本を探しに、大型書店や古本屋さんにも行きたい。何か、お料理もしたい。新しく植物の種をまきたい。そうだ、お手紙プロジェクトというものもやってみようと思ってたんだ。

坐禅会に参加してみたい、サイクリングに行きたい、インカ帝国展に行きたい、などなどお出かけ系もいろいろ考えていたのだけど、どうしようかな。

やりたいこと、もっといろいろ細かく考えていたような気もするのだけど・・・、でも

出かけるにしても、お家でこまごまとしたことするにしても、いい時間を過ごせそうで、楽しみです。

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2012年4月26日 (木)

ドライヤーを買いに行く

けさ、ドライヤーから火花が出た。

実は2,3日前から、いつかはそんなことも起こるだろうと思わせる兆しがあった。
使用中、急に勢いが衰えたり止まってしまったり。それでもまた動きだすのをいいことにそのまま使い続けていたところ、けさになってついにドライヤーさんの堪忍袋の緒が切れてしまったようだ。

さすがにおそろしくなって、すぐさま使用禁止にした。コンセントを抜いたから大丈夫のはずだけど、もしかしてまだ内部で火が燃え続けていたら・・・私が仕事に行っているうちに大火事が起こったら・・・なんて心配でたまらなくなり、念のため、もう二度とコンセントを差し込むこともないドライヤーの内側を念入りに水ですすぐ。

連休にでも新しいのを買いに行こう。いや、でも考えてみれば、それまでのあいだが困るよなぁ。ドライヤーがなくては、やんちゃな私の髪の毛を落ち着かせることなんてできるはずがない。手に入るまで、あちこち元気よく飛び跳ねたヘアスタイルで出勤するのも周りに失礼だしみっともない。もっとも、くるりんとまとまったどんぐりヘアじゃなきゃどんぐりの私とは言えない(何言ってんだか・・・)。

なんとか今日中に手に入れたい。最近居残り続きだけど、今日ばかりは仕事を早めに切り上げ途中下車して電気屋さんに駆け込んだ。

*

「家事家電」売り場のフロアに行く。ドライヤーに似ている(と思った)扇風機売り場の辺りを探してみるが、見つからない。店員さんに助けを求めてみれば、ドライヤーさんの居場所、正解は「ビューティー家電」売り場だったのでした(こんなカテゴリー、初めて知った)。

  マイナスイオン× ナノイオン×
  マイナスイオン○ ナノイオン×

ワット数などとともにそれぞれの商品に記されていたマイナスイオン&ナノイオン情報。

えーっと・・・。
マイナスイオンやらナノイオンやらいうものがそもそも何なのか、髪にどんな効果をもたらしてくれるのか、わからない。

そこで、近くの店員さんに尋ねてみることに。おそらく20代前半、ロングヘアでそれまたビューティフルな女性である。

どちらのイオンも髪に水分を与えてくれるものだという。マイナスイオンは髪の外側だけ、ナノイオンは髪の内側まで浸透するのだそう。さらに、ナノイオンはマイナスイオンの1000倍もの力があるのだということも教えてくれた。

おぉ、すごいぞナノイオン!

でもね、ナノイオン「○」表示のものは、それもそのはず、やっぱりいいお値段なのです。おやまあびっくり! ひと桁、増えてしまうのです。

それはもう小さなどんぐりみたいに質素な生活をしている私にとって、ドライヤー1本買うのもとても大きな買い物なのです。ナノイオンさまなんて、残念ながらどう考えても手が出せない。

最終的に、ビューティフル店員さんおススメの、マイナスイオンつきお値打ち商品を買いました。

これでもう、ひと安心。

これからは絶対に、少しでも電化製品に異変を感じたらすぐさま使用禁止にするのだと、固く誓ったのでした。

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2012年4月22日 (日)

理化学研究所 一般公開

きのう、「独立行政法人 理化学研究所 一般公開」に行ってきました。

研究所で実施されているさまざまな研究の一端にふれられるとても有意義なイベントでした。

全国各地にある理化学研究所のうち、きのう行った場所は埼玉県和光市にある和光研究所。

朝一番から行ってみようと、9:30に和光市駅で友人と待ち合わせ。そこから特別のシャトルバスに乗り込みました。
バスはぎゅうぎゅう詰め。なかでも、制服姿の中高生さんが目立ち、おしゃべりし合っていてとってもにぎやか。なんだか一緒に修学旅行にでも来たみたいな気分になりました。土曜日だけど、授業の一環だったのでしょうか。それとも、未来の研究者(科学系クラブの仲間たちとか)なのかしら。

到着するとすでに会場は、やっぱり制服姿の団体さんや家族連れや、若者グループからご年配の方までたくさんの来場者でにぎわっていました。

和光研究所は、広大な敷地にたくさんの研究棟が立ち並ぶまるで大学のキャンパスのようなところ。とても自然が豊かで、(もう散ってしまったけれど)ソメイヨシノの桜並木や、いまが盛りの八重桜にも出会うことができ、家から近ければ毎日でもお散歩しに来たいねぇと友人と話しました。

内容はとても盛りだくさん。

物理学、化学、工学、薬学、微生物学、生物学、脳科学、コンピュータ科学、宇宙科学、免疫学、生化学、遺伝学(・・・まだありますが)など多岐にわたる研究分野の一端に、わかりやすく解説されたパネル展示や顕微鏡を使用しての観察、子どもからおとなまで楽しめる体験イベント、講演会など、さまざまなかたちでふれることができます。

専門的であまりにも複雑で、私には理解できないことだらけだけど、ものすごくわくわくするんですね、科学に近づくことは。病気を引き起こす目には見えない小さな小さな体のなかの変化を解明し、治療法を考え出したり薬を作りだしたりするために一生をかけるくらいの気持ちで取り組んでいらっしゃる研究者の方々から直にお話を聞かせていただけることは、この上なく貴重なことなのですね。

「病院での勤務を終えてから、新幹線でここまで通い、研究を進める医師の方もいらっしゃるんですよ」という話を聞いてびっくり。目の前にいる自分の患者をどうにかしなければという思いが、彼をそうさせるのだそうです。費用の面でも、体力の面でも、研究というものはとても厳しく、自分を犠牲にして打ち込みすぎてしまう方々も多くいらっしゃるとのこと。だから、そういうことを頭の隅っこにおいて、ちょっとだけでいい、気持ちだけでいいので応援してくださいねとその研究者の方はおっしゃっていました。

ほんとうだな。病気になって病院に行けば適切な治療を受けられるし薬もいただける。病院にいくほどの不調でなければ、薬局でいつでも手軽に薬を購入でき、症状を緩和させられる。医療によって自分は本当に救われているのだ。

あたりまえのようになっている日常の一部分だけど、ひとつの薬の開発には、研究者の一生が捧げられていると言ってもいいくらいの重みがあるのだ。そのことに感謝するとともに、さらに高度な医療によって、現在病気に立ち向かっているひとたちに新たな光がもたらされることを願ってやまない。

一緒に行ってくださったのは、私と同じ、医薬翻訳学習中の先輩。見学しながら、医薬翻訳の学習とつながる部分も多くあり、疑問やら悩みやらを出しあいながら一日楽しく見学しました。さあ、また勉強頑張ろう~!

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2012年4月16日 (月)

春雨のメロディーを聞きながら 翻訳そぞろ歩き『夏目大さんとゆく江ノ島~鎌倉編』

先週土曜日に、「翻訳そぞろ歩き」というものに参加させてもらった。これは、仕事、学習など何らかの形で翻訳にかかわっているひとたちが集まり、ただただおしゃべりしながら一緒に街を歩くという企画である。

翻訳者になることを夢見て学習を続けている私。2009年の秋、実務&出版翻訳者のイワシさんによってはじめられた「翻訳そぞろ歩き」に私はこれまで数回参加させていただいたのだが、そのたびに「また参加したい!」と思わせてくれる、それはそれは素敵な企画なのだ。

今回は、『夏目大さんとゆく江ノ島~鎌倉編』。翻訳家夏目大先生のご案内で、一日楽しく鎌倉を散策しました。

朝からあいにくの雨だったけど、午後になればきっと雨はやむだろうという願いとともに、予定通り決行されることに。

集合場所である江ノ島までは、私の住居から約2時間半。小旅行気分で十分余裕を持って家を出た、はずだったのですが・・・、
 
思いがけない電車の遅延。それは約5分足らずのものだったのに、次に予定していた特別急行に乗り遅れて調子をくずし、最終的には30分以上遅れて集合場所の片瀬江ノ島駅に到着(遅刻して申し訳ありませんでした)。

天候の具合により江ノ島散歩の計画を変更してすでに新江ノ島水族館に入館していたみなさまと、ようやく合流。あぁよかった~。

夏目先生おすすめの水族館、楽しかったです! 自分も水槽のなかに入っているような感覚で、海の世界を味わいつくしました。一番印象的だったのが、ゴマ粒くらいにおチビちゃんのクラゲ。名前は覚えていないけど(ごめんなさい)、そんなに小ちゃいのにしっかりと、クラゲなのです。ぷわっぷわっと体を精一杯動かして泳いでいました。

素敵なお店で昼食をとったあと、みんなで江ノ電に乗り込み、次の目的地鎌倉へ。

ゴトゴト電車に揺られていると、「これを見てもらわないと、」と、先生が突然、手をワイパーみたいにしてくもった窓ガラスをふきはじめました。

わぁ。海だぁ~~~! 

見れば、小さな江ノ電の車窓いっぱいに大きく広がる雨の日の海。

「私は方向音痴ですが、どちらの側の席にすわれば海を見ることができるのかだけは、ちゃんとわかっているんです」と、夏目先生。今度また天気のいい日に、間違えずにそちら側の席にすわってゆっくり海を眺めてみたいです。

両側に桜の木がずっとつづく参道を、傘をさし大きな水たまりをよけるためにぴょんぴょんと飛び跳ねながら進んでいく。そうしてたどりついたところは、鶴岡八幡宮。長い階段をのぼり、参拝を済ませ、くるりと振り返ってみれば、緑も美しい雨の日の落ち着いた風景が眼下に広がっていました。

*

今日もまた、「翻訳」のつながりで出会うことのできた人たちと一緒に歩き、お話できたことがとてもうれしかったです。いつも感じることは、どの方も本当に、翻訳や翻訳にかかわることが好きなのだということ。熱い思いをもっていらっしゃるということ。そして、ご趣味をはじめ日々の暮らしをとても上手に楽しまれているということ。目を向けられている世界の範囲が広く、とても豊かなものに感じられます。

私も、翻訳に関することはもちろん、もっともっと貪欲に、さまざまなものや人への出会いを求めていきたいなと思いました。世界はうんと広い。その広い世界という入れ物にも収まりきらないくらい、知りつくすことのできないさまざまなものが存在する。

翻訳者として自分の言葉を生み出すってことは――。

本物の翻訳者の方から生み出されるその言葉とはきっと、その人の持っているもの(それまで経験してきたこと。その人の生きざま)すべてなのかもしれないな(大げさかもしれませんが)。自分の目で読み、耳で聞き、話し、感じ、遊び、十分に消化された言葉であってはじめて、使いこなすことができるのだろうな。

テーブルにはマッチの大箱、静かにゆらめくキャンドルの火の光。ほどよく照明がおとされて大正ロマンの香り漂う素敵な雰囲気の喫茶店の隅っこの席からみなさまの顔を眺めながら、そんなことを考えていました。

ナッツにレーズンバターをつまみながら、おしゃれにワインを楽しむ3名の素敵な方たちに囲まれながら、ひとりお子さまみたいにプリンを食べる私(だって何も知らずに座ってしまっただんだもの・・・)。そんな大人の方たちの、味わいのあるとても素敵なお話に耳を傾けながら、そんなことを考えていたのでした。

ぐずついたお天気もまるで晴れて見えてくるみたいに、楽しく鎌倉を案内してくださった夏目先生。

水族館で、常に何十匹(百匹以上かも)もの群れをなして泳ぐイワシの大群を前に、「イワシって、ひとりじゃ泳げないんだ」とつぶやいていらっしゃった主催者、イワシさん。

手間のかかる会計係を自らひきうけて頑張ってくださったKさんとそのまわりの方々。

一緒に歩き、食事をし、楽しい時間を作りだしてくださったみなさま。

本当にありがとうございました!

○●○おまけ○●○

Teru2

(1月と同じパターンですが)

そぞろ歩きの前日につくったてるてるぼうずちゃん、桜模様のワンピース風。

大嵐にならないように頑張っていてくれたね、ありがとう。

決行されて本当によかった!

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2012年4月 9日 (月)

桜の下で

満開の桜を見上げる。

花にさわりたくて手を伸ばしてみるけれど、あと少しのところで、届かない。

透けるようにうすいピンクの花びらがあまりにやさしく愛しく見えて、思わずほおずりしたくなってしまう。

はらはらと舞い落ちる花びらを見ていると、その散り際の桜を思わずぎゅっと、でも壊れてしまわないようにやさしく抱きしめてあげたくなる。

(もっと近づくことができたらいいのに!)

でもほんとうはきっと、桜のほうが、私を抱きしめてくれているのだと思う。

体ごと、あのやさしいピンク色に染め上げられてしまいそうだよ。
やわらかなたくさんの花びらに、包み込まれてしまいそうだよ。

いっそのこと、私も桜になってしまえたらいいのに。

(なんてことを、通勤時に桜を見上げながら考えるわたし)

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