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2010年11月11日 (木)

再会のひととき (帰省の記録⑤)

時刻は午後8時30分。結婚式の会場をあとにした私はそのままある場所へと向かった。引出物の大きな紙袋を抱えめったに履かないハイヒールで名古屋の街を駆け抜ける。

「あっ、Pちゃん、Aさん! 久しぶり!」私の目が居酒屋さんの入口付近にいる3名の男性(Aくんにだけ気づかず・・・別人に見えてしまったの、ごめんね)をとらえた。私の大学時代のサークル仲間たち。今夜は、2つ上の先輩であるPちゃんが12月に結婚するというのでそのお祝い会が開催されていたのだ。店内から懐かしのメンバーが次々と出てくる。「えっ!なんでここにいるの!」いるはずのない私が突然現れたものだから、誰もがとびきりのリアクションをしてくれる。こういうの、ちょっと楽しい。飛び上がり手をとりながら互いの近況を報告しあった。

「Pちゃん、おめでとう!」 まもなく奥さんになるその女性もお店から出てきたので、Pちゃんを介してご挨拶。にこやかでやわらかい感じの女性で、思わず私もひとめぼれしてしまいそうになる。繊細で心優しいPちゃんとはとてもお似合いだ。嬉しい気持ちでいっぱいになる。

卒業して何年もたったいまでも、仲間に嬉しい出来事があるたび、もしくはそうでなくてもこんなふうに集まれるなんて、なんと素敵なことだろう。ものすごくご無沙汰していた私が突然登場したって、みんなは何のためらいもなくあたたかく迎え入れてくれた。大学時代と変わらない笑顔。サークル活動に熱中していた日々が懐かしく思い出される。

田舎の小学校を巡回したあの夏の10日間。家庭科室で食事をつくり、お風呂には毎日入れず、広い体育館で虫と闘いながら寝袋で眠ったサバイバルな日々。でも子どもたちの喜ぶ顔を見れば疲れだってなんだって吹き飛んだし、みんながいたから乗り越えられた。

空き時間を見つけては人形の製作をし、練習と公演を繰り返し繰り返し、意見を交わしあい、そしてまた練習し、よりよいものにしていく。ひとつのものを作り上げる大変さと喜びが私たちをさらに強く結び付けていったのだと思う。

小さなサークル部屋に行けばいつでも誰かがそこにいて、おしゃべりしたりギターに合わせて歌ったり。みんなで出かけたり誰かの家に集まったり、ぶつかりあったり笑いあったり恋したり一晩中語り合ったり。ちょっぴり無茶をしたって平気。なにもかも無敵だったようなあの日々とそこで出会えた素敵な仲間たちは、私の大切な宝物です。(私が所属していたサークルは人形劇団です)

***

 ケ・サラ CHE SARA より抜粋

                   作詞作曲 J・フォンタナ/C・ペス/N・イタロ/F・ミグリアッチ

                   訳詞 にしむらよしあき                  

押さえきれない怒り こらえきれない悲しみ

そんなことのくり返しだけど 決して負けはしないさ

泣きはらした夜 迎える朝のまぶしさ

涙の乾くときはないけど 決して倒れはしないさ

ケ・サラ ケ・サラ ケ・サラ

僕たちの人生は 平和と自由もとめて 生きてゆけば いいのさ

***

夏の河原でのキャンプファイヤー、みんなで輪になって歌ったね。

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