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2011年2月 3日 (木)

愛しきお豆

兄さん、兄さん。

兄さん、兄さん。

2、3、2、3だ。今日は、2、3、2、3! 23年2月3日。仕事中、「兄さん、兄さん」とつぶやきながら、ちょっとした発見をひそかに楽しんでいた私。

・・・違う、違う! 兄さんの日ではなくて、今日は節分でしょう!

今朝職場で、おうちが神社だという方から、まめをいただいた。「節分祭」と書かれた袋に入ったそのまめは祈祷済みだそう。とてもありがたい。福がいっぱいやって来そうだ。
ちゃんと豆まきをしてから、いただこう。昨日のニュースで、「ぞうの豆まき」を見た。鼻でまめをつかみ、シャワーみたいに上手にまめをとばすぞうさん。けれど、3歳の子どものぞうは、鼻につかんだまめをまかずに食べてしまったそう。そうだよね、食べたいよね!

私も、帰宅するまでに食べてしまわないようにちゃんと気をつけていたおかげで、無事持ち帰ることができた。ようし、豆まきだ! ものすご~く地味にではあるが、鬼は外と福は内、どちらもパラパラっとまいた。そのあと、一粒一粒、大切にいただく。福がやってきますように。

ところで、まめって、とてもいい。まめという言葉も、姿かたちも。そのままでも。炒っても煮てもすりつぶしても加工食品になっても、まめはとてもいい。
まめまめまめ、とつぶやけば、気持ちがしゃんとなって、細やかな気配りができるような気がしてくる。
やわらかく煮たまめを一粒一粒口にいれれば、気持ちがほっこりしてくる。
箸でぐるぐるとかき回し、好きなだけねばらせることができる納豆。ストレス解消になるうえ、誰よりも相性のいいごはんのお友達になってくれる。

豆のお風呂なんてあったら素敵だろうなぁ。じゃらじゃらの豆の感覚を全身で味わえるのに!

***

「まめ」 まどみちお

豆に「まめ」という
ぴったりの名まえを
だれが つけたのだろう

さっぱりしている
ひきしまっている
りっぱというほかはない
つけたのは 人間ではないのでは?
と 思われてくるほどだ

ほんとに それはもう このへんの
小鳥やけものや 木や草や
雨や風や きせつまでが
人間といっしょになって
ながいながい時間をかけて
磨き上げてきた名まえにちがいない
ヤブマメ
ツルマメ
ナタマメ
タヌキマメ
ああ いい!

シロマメ
クロマメ
アカマメ
ウズラマメ
ますます いい!

『まどみちお詩集』ハルキ文庫 より

***

まめのように。

あるときはきりりとひきしまり、あるときはほっこりとやわらかく、またあるときはどこまでも粘り強く――そんなふうに、なれたらなぁ。

明日は立春! 春が、見えてきましたよ!

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