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2011年6月13日 (月)

だんだんと日が暮れる

日が長くなったなぁ。

午後6時。外はまだ昼間のように明るい。冬ならもう真っ暗の時間帯だから早く帰らなくちゃと足も速まるところだけど、日が長くなってこれほどにも明るいと、元気なのに会社を早退したような、ちょっぴり後ろめたいような感覚にもとらわれてしまう。

電車に乗っている約1時間のあいだ本を読みながら、ときどき窓の外にも目をやってみる。徐々に日が暮れていく。さっきまでは昼間のようだった空がグレーに変わり、一部分ではうすいピンク色にもなっている。

電車から降りたときには街の明かりが灯りはじめ、外はうす暗い風景に変わっていた。降りた駅から家までは歩いて20分。しだいに暗くなる空を眺めながら、思った。こうして少しずつ明るさを消してくれる自然って、やさしいなぁ、と。
同時に、思い出した。計画停電が実施されていたころ、一度、時間を間違えてメモしてしまい、とても驚かされたときのことを。幸い家にいたのだけど、テレビも電気も外から入ってくる光も一瞬で全部消え、音も消え、何が起こったのかと思った。そのころだから突然停電が来てもおかしくないという覚悟はできていたものの、何の前ぶれもなく暗闇になることは恐怖だった。

だんだんと日が暮れていく。空を眺めながら、ああ今日も一日ありがとう、なんてたそがれてしまった。

過ぎてしまうと、ときが経つのはあっという間だけれど、こうしてしだいに日が暮れている空を見ているとそれはとてもゆっくりしたものに感じられる。

そういう「とき」を、まいにち大切に過ごしていきたいなと改めて思った。

***

 とき

時計の針の
音もなくまわるのを見ている
ときが動いていくのを
はっきりと目でたしかめられる

でもこれはつくりもの
ぐるりと一周まわってまた戻って
おなじところを機械的にぐるぐる

やっぱりさ
カーテンをあけると一気にさしこんでくる
まぶしい朝の光

ゆうぐれどきの
少しひかえめになる 陽のさしこみぐあいと
夕方の空気
そして
気がつくといつのまにか増えている
空の星たち

そういうもので感じるのがいい
いまの この ときを

***

あの、これはまた恥ずかしながら、私が6年前くらいに書いていたちょっとしたつぶやきのひとつ(をちょっとアレンジしたもの)です。

夏至まではあと9日。明るい時間が長いこの季節を楽しみたいな。

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