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2011年8月21日 (日)

健康診断のススメ

月に一度、がんについて学ぶ公開講座のようなものを聴きに行っています。

きのうのテーマは、卵巣がんと子宮体がん。
これまでには、大腸がん、乳がん、子宮頸がん、膵臓がん、前立腺がんなどの回に参加させていただきました。

がんセンターなど、最前線で治療や研究をしていらっしゃる先生のご講演のほか、実際にがんを体験して克服された方々のお話も、症状から心境までとても詳しくお聞きすることができ、毎回大変勉強させていただいています。

毎回、どの先生も言われることが、早期発見、早期治療、ということ。今の時代は、がんは不治の病ではなく、治るものであるということ。現在日本では、がんにかかるのは2人に1人なのだそうです。この数字を聞くと怖くなりますが、でも、がんは治る。そのためには、とにかく早く見つけてあげることが大切なのです。

大腸がんの講座の時、がんを克服された男性から体験談を伺いました。走ることが大好き。ランニングコーチをし、健康そのものであるかと思われたある日。健康診断の結果に、便潜血反応陽性の判定が出たのだそうです。けれど、特に体調も悪くないし・・・と、精密検査を受けずに放置。その翌年も同じように判定が出たけれど、また放置。

ずい分と月日がたったある日、トイレで、恐ろしいほどの異常をはじめて自分の目で確認し、こわくなって病院に駆け込むと、伝えられた病名は大腸がん。それも、診断が下ったときにはすでにかなり進行して危険な状態だったそうです(でもその方はそれを乗り越えて、すっかりお元気になられていました)。

どのがん体験者の方も言われることは、とにかく健診を受けてください、ということ。がんによっては、進行するまでほとんど症状が出ないものもあるのです。その場合、発見するきっかけとなるのはやはり健康診断。定期的に病院に通っていない限り、早期発見は難しくなってしまうのです。

私はいま、健康診断の施設に勤めています。医師でも看護師でもなく予約受付係の私が偉そうに言えるものでもないけれど、健康診断は大切! もっと健診を! と言いたいなぁ。

市区町村が実施している健診や、会社で加入している健康保険の健診など、種類や組み合わせは数限りなくあり、100人いれば100通り、といえるくらい。基本的な健診と合わせて自分の体の気になるところ、年に一度のことなので、しっかり調べてみるといいのかなと思います。

私の勤めている施設では、基本的な健診と合わせて独自のオプション検査を実施しています。ときどき、全部やります! という方がいらっしゃいます。まるで、ケーキ屋さんに行って、「ショーケースのケーキ、はじからはじまで1個ずつ全部!」という感じ。それだけで万券5枚くらいとんでいってしまうけど(あくまでもうちの施設の場合)、でも本当に、一年に一度くらい、自分の体をしっかり見つめてあげることが必要だと思います。

私ももちろん健診、大好き! 自分の体のことを知るのは面白いです。生まれてから今この瞬間もずっと体をめぐっている血液の状態が、目で見てわかる数字で表現されるなんて! 目の前で、自分の胸や胃のなかを見ることができるなんて! 

先日は初めて、子宮がん検診(子宮頸がん検診。市区町村や各健診施設が「子宮がん」という場合、ほとんどの場合が子宮体がんではなく子宮頸がんです)、乳がん検診も受診しました。初めてだと少し不安で緊張しますが、子宮がんはあっという間に終わります。乳がんエコー検査は、痛みもなく楽な気持ちで受けられます。マンモグラフィーは、痛みを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ピンクリボン(乳がん)、ティールアンドホワイトリボン(子宮頸がん)、パープルリボン(膵臓がん)など、いろいろな色のリボンが目印となって、がんの啓発・撲滅を目的としたキャンペーン活動が実施されています。がんのことをよく知り、早めに受診をし、少しでも早くやっつけて、ひとりでも多くの命が助かることを、願います。

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