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2013年2月18日 (月)

~翻訳学習のなかで~驚いたこと 

私は現在、トライアリストという翻訳講座を受講し、医薬翻訳の勉強をしています。

でも最初から、医薬分野に絞っていたわけではありません。

一番初めは、さまざまな翻訳(出版・実務・映像など)を総合的に学ぶ全日制の翻訳学校に一年間、通っていました。

その後も2年間くらい、分野を定めず(なかなか決められず)あれこれと手をつけ、そうしてようやく2009年の秋、医薬分野一本でいくことに決めたのです。

その一番初め、翻訳学校の1年間のコースを修了したとき、ものすごく驚いたことがあります。

1年間、一緒に勉強をしてきた仲間がこんなことを言ったのです。

「1年間やってきたんだから、何かしら、翻訳の仕事ができると思ってたのに・・・(なぜできないんだ、なぜ学校はそういう仕事を紹介してくれないんだ、という話がその後つづきます)」

特に仲良くしてくれた3人の友人。そのうちの1人のこの発言に対し、残りの2人も「うん、ほんと、そうだよね。まさか、何もできないとは思わなかったよね~」と大きくうなずいたのです。

私は驚きのあまり、しばらく言葉が出ませんでした。

やっとのことで、

「私はまるっきり、そんなふうに思ってなかったけど・・・」

と、絞り出すように言いました。

たった1年、しかも、いろいろな種類の翻訳をほんの、ほーんの端っこだけ少しずつ触れた程度の勉強しかしていなのに、まさかそれで仕事につながるなんて、あるわけないやんかーーー!!!(もともとスペシャルな知識や技術のある人などだったら、可能性はあるかもしれませんが)

翻訳に対する考え方が、私と彼女たちとではまるで違っていたみたい・・・。

本当に、びっくりしました。

私が具体的に翻訳の勉強を始めるきっかけとなったのは、『あなたも出版翻訳家になれる』というまさに夢のような題名の雑誌に出会ったことでした。

でもだからといってすぐに、「私もなれる♪」なんてウキウキわくわくした気持ちで勉強を開始したわけではありません。

職業として翻訳をしていくこととはどういうことか、翻訳とは何か。
翻訳に関する書籍を数冊読んだうえで、「よし、やってやろうじゃないか」と覚悟を決め、上京して翻訳学習に打ち込むことに決めたのです。

翻訳の世界は、そうとう厳しい世界であるようでした。
当時は会社員をしていましたが、会社組織に守られているほうがどれだけ安心だろうかと思ったし、なにしろ翻訳者として一人前になるまでには、並大抵の努力じゃ全然ダメ。2,3年は収入がなくても生活できるくらいの蓄えをあらかじめ用意しておくべき、なんてこともたしか本に書いてあった気がします。

でももしかしたら、だからこそ、燃えたのかもしれません。
周りには「10年計画で行ってくるね~」と、1人、田舎を飛び出してきたのでした。

(つづく)

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